EM堆肥化について EM(有用微生物群)についてご紹介します。

 EMとは
 有用微生物群(Effective Microorganisms)の略であり、
 単独の菌の名称ではありません。

 代表的な菌種は 光合成細菌・乳酸菌・酵母菌・発酵系の糸状菌(麹菌)
 グラム陽性の放線菌

 安全な微生物の集合体
 乳酸菌や酵母は発酵食品の加工に使用され、
 人類が長年食品加工に利用してきた微生物です。
 光合成細菌や放線菌も安全性が確認されているものを使用しています。


 自然界の中には多種多様の微生物がいます。
 森林などの落ち葉が積もった土壌等には微生物が豊富に存在し、土1g当たり1〜10億もの微生物が棲んでいます。
これらの微生物は、有機物を分解したり、合成したりして土壌を肥沃にする働きを持っています。
 一方、人の身体にも種々雑多な微生物が約100兆個、腸内には100種類以上の最近(送量約3kg)、皮膚1cm四方には20〜30万個の微生物が棲みついていると言われています。
このように人間と微生物とはとても深い関係にあります。
 大気には数百〜数千個の最近細胞やカビ胞子が飛んでおり、室内の空気ではその密度は更に高くなっています。
もちろん前述のように大気だけでなく、土壌にも河川にも海洋にも微生物が棲息し、様々な働きをしています。
大昔から微生物が地球の大気、土、水と深く関わっており、微生物のおかげで私たちの住む現在の地球環境が築き上げられてきたと言えます。
従って、これら微生物を皆殺しにして無菌状態で生活することは無理なことです。
敵対するのではなく、上手に付き合って微生物を味方につけるよう工夫することは、自然と共存し、より快適生活を送る上で有益なことなのです。

 人間にとって良い働きをする菌を善玉菌、悪い働きをする菌を悪玉菌
 

 EM(有用微生物群)にできること
●生ごみを減らすのも大切だけれど、生ごみを再利用するのも重要!
 生ごみを利用して作るのが、EM生ごみ発酵肥料です。
 その中には、植物に肥料となる発酵肥料と、下水道に流すだけで水をキレイにしてくれる EM発酵液が出来上がります。
 生ごみの賢いリサイクルだと思いませんか!

特定非営利活動法人 くまがや有機物循環センター
    〒360-0832 埼玉県熊谷市小島319-1  tel:048-532-6406