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■活動の概要
〈背景と目的〉
くまがや有機物循環研究会当時、温暖化や有害学から生活環境を守るため、有機性廃棄物の焼却を少しでも減らす目的で、問題意識を持っている人たちが中心となって、堆肥化という方法での研究を始めました。
主体的な活動を展開し、分析、企画、実証、提案の手法で、有機性循環の実現を狙いました。
参加者は、個人団体、営利法人、行政教育を各界からの、あらゆる“地域の住人”です。 特に活動の中心は農家でした。
“食の文化“ を求める調理師専門学校の協力による講義、講習会、特に恒例化した試食会は、関係者の大きな楽しみの場になりました。
実証活動の中心は20年程前に作られ放置されていた640uの堆肥センターです。参加者がそれぞれの問題とゴミを集めた結果、“三混堆肥”が完成しました。
〈活動の概要〉
今度の活動は、三混堆肥の素材である畜糞尿を、地域内の全畜種に広げることでした。 ウイルスの問題は、各牧場及び畜種間では相互の行き来さえしない程デリケートであるため、慎重を要しました。 この畜対畜の感染恐怖を技術的に払拭しなければ、地域内循環は達成し得ないのです。
熊谷家畜保健衛生所の立会の上で、消毒装置に新薬を使い、搬入車両の消毒洗浄を実施しました。 その結果、家畜保健衛生所から安全確認を得ることができました。
鶏フン20トン、豚フン20トン、酪農20トン、肉牛30トン、計90トンを使用しました。 生ごみは、市内5か所のステーションを定め、135戸のEMモニターの食べ残し、食品加工残渣を含め、生ごみ30トンを使用しました。
雑草は、荒川上流工事事務所管内から雑草ロール30トンの素材を混合し、TUVW番に分け、連続堆積発酵法による切り返しを週1回ずつ30週続けました。
途中、普及センターの文政指導を受けつつ、立ち上がりの品温も昨年同様の結果を得、高品質堆肥を製造することができました。
また、堆肥分析の結果心配された重金属の混入もなく、良質な商品に仕上がりました。
農協の協力を得て、小麦に、10アール当たり1.5トンを5ヘクタール、計60トンを散布しました。 収穫が楽しみです。
遅れていた市役所の取り組みが、ようやく始まりました。
熊谷市生ごみ再資源化推進協議会が作られ、その中心に当研究会役員が就任しました。
〈活動の結果と効果〉
また、農水省が食品産業センターを通して実施する募集事業として全国10団体に採用され、食品リサイクル、モデル地域をなりつつあります。
有機性廃棄物を堆肥化して農業に取り組む。その農作物を地域住民が ”食の文化” に役立てることにより、その農作物を保全してゆく。循環の中に検査、分析の習慣を定着され、怖れ戦きを一人にさせないで排除してゆく。
これらの日常活動を続けることにより地域全体が汚染から守られます。
地域の循環の夢が、描ける段階になりました。 |
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